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会長挨拶

 

H30.6.9
京都大学土木会会長
戸田  圭一 

   ただいまご紹介いただきました、54年学部卒56年修士修了で、現在、社会基盤工学専攻水工学講座を担当している戸田圭一と申します。伝統ある京都大学土木会、「京土会」の会長を務めることになりました。今まで経験した「長」と名のつく仕事の中で最も、重責を感じる職であり、身の引き締まる思いであります。会員の皆様方のご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 皆様の前でお話しする貴重な機会をいただきましたので、「国際化」と、「連携・融合研究の重要性」について少しお話させていただきたいと思います。

 まず「国際化」ですが、グローバル化が急激に進んでいる昨今におきまして、土木・環境系ではいち早くこの流れに対応すべく、国際教育プログラムを整備してきております。地球工学科国際コースをはじめとした様々なプログラムの下、アジアを中心に多くの留学生がここで学んでおります。このような流れの中で、日本人学生もそれに刺激され、国際化に目を向けて、英語力の向上、外国人留学生や外国人研究者との交流、そして留学等の機会があれば、それを活かしてもらうことが重要だと考えています。

私自身も今から30年以上も昔になりますが、アメリカに4年間、留学していました。勉強面では辛い4年間でしたが、一方で、アメリカ人や他の国の人達と接し、異文化の世界にどっぷりとつかった経験は、今思いますに、有形無形の私の財産になっていると強く感じる次第です。

国際化の中で、意欲的、積極的に新しいことにチャレンジする若い人材を育て、世に送り出すことが私たちの大きな務めの一つと考えております。 

次に「連携・融合研究の重要性」についてお話させていただきます。

私は水害をメインの研究テーマとしてきていますが、防災研究におきましても、まだまだ多くの課題があるのが実情であり、研究の進展には土木・環境系の世界だけでなく、様々な分野、とくに文系も含めた異分野との連携をとおして「事前の避難」、「復興・復旧」や「教育」といった課題に向き合うこともきわめて重要であると痛感しております。

 土木・環境系と異分野との連携や融合により、そこに新しい研究の世界、活動の場が拡がっていくことも大いにあると考えられます。土木・環境系のすそ野を拡げていることは極めて重要なことであり、地球環境学堂や経営管理大学院への参画はその流れにそうものと理解しております。

 一方で、異分野との連携は、互いの価値観の違いなどもあり、口で言うほどやさしいことではありませんが、京土会関係の方々はチームワークで仕事をするのは他の分野よりも得意ですので、ここで中心的な役割を担っていくことが大変重要かと思います。また、このような活動の発展をとおして、パイオニア、フロンティアになるような、積極的に新しいことに挑戦する学生が増えてくることも期待されます。

  会員の皆様の活躍の場も多岐にわたっておられますが、若い時に、この地でこの部屋で勉強したという仲間意識を大切にし、京土会が皆様の「心の港」として貴重な存在であり続けるように微力ながら努力してまいる所存です。

 最後に、会員の皆様のご健勝を祈念して私の挨拶とさせていただきます。有難うございました。


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